surgical information
大陰唇増大術は、加齢や体重の変化、出産などによりハリやボリュームを失った大陰唇に、ヒアルロン酸や自身の脂肪を注入してふっくらとした形状を取り戻す施術です。
切開を伴わないため、傷跡が残りにくく、比較的短時間で行えるのが特徴です。
女性の外性器は、主に大陰唇と小陰唇からなります。
太ももの付け根と小陰唇の間にある、毛の生えている部分が大陰唇となります。
大陰唇には、女性器の内側にある生殖器と尿道口を保護し、衝撃などから性器を守る役割があるため、脂肪がつきふっくらとしています。
大陰唇をふっくらと大きくさせている要因は皮下脂肪です。
形や大きさは遺伝的な要素が強く、個人差がありますが、特に若い頃は豊かでふっくらとした形状をしているものの、年齢を重ねたり体重が減少したりすると、脂肪組織が失われボリュームが減り、たるみやしわが目立つようになることもあります。
大陰唇増大術には、素材としてヒアルロン酸もしくは脂肪を注入します。
それぞれメリット・デメリットがあるため、比較の上、ご自身に合った方法を選択してください。
ヒアルロン酸製剤を大陰唇へ注入します。
簡便であるというメリットがある反面、約3〜6ヶ月程度で徐々に吸収されてボリュームが減少していき、脂肪に比べて持続期間が短くなります。
ご自身の身体(腹部や大腿部)から必要な脂肪を取り出し、大陰唇へ注入します。
ご自身の組織を使うため、アレルギー反応が生じにくく、注入した脂肪の一部は生着するため、長期間効果を維持してくれるというメリットがあります。
デメリットは、ヒアルロン酸注入に比べ、施術時間が長くなる・費用が高額になります。
■「コンデンスリッチファット」とは?
コンデンスリッチファットとは、Condensed Rich(濃縮された)Fat(脂肪細胞)を意味します。
通常、脂肪吸引で採取した液体には、死活細胞・血液・麻酔液などの不純物が含まれています。
不純物は、注入後の生着率(定着する割合)を下げ、しこり(石灰化)の要因になる恐れがあります。
コンデンスリッチファットは、採取した脂肪を外気に触れないまま遠心分離にかけ、不純物を除去した脂肪です。
医師が状態を確認し、最適な治療方法を提案します。
局所麻酔または静脈麻酔下で行い、30〜60分程度で終了します。
ヒアルロン酸もしくはご自身の脂肪を注入します。
※ご自身の脂肪を注入する際は、腹部や大腿部から脂肪の採取が必要となります。
施術後の状態を確認し、アフターケアの説明を受けます。
腫れや出血が生じることがあります。生理用のナプキンをご使用ください。
痛みが強い場合は、痛み止めを内服してください。
シャワー、長時間の歩行、飲酒はお控えください。
術後1週間は、ガードルでの固定が必要となります。
腫れや内出血がピークに達することがあります。
シャワーは翌日から可能です。
患部は優しく洗浄し、清潔に保ってください。
術後検診 ※抜糸が必要な方は、抜糸の処置を行います。
入浴が可能となります。
運動、サウナ、自転車・バイクの乗車が可能となります。
性交渉が可能となります。
【時間】午前 9:30~12:30 午後 14:30~18:00
【休診日】 木・日・祝日