Guide of Androgenetic Alopecia
ED (Erectile Dysfunction)とは、勃起不全や勃起障害のことで、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」と定義されます。
通常は性的刺激を受けると、神経を伝達して勃起の信号が送られ、陰茎海綿体に血液が流れ込み、膨張して硬くなります。
ですが、何らかの原因によって神経と血管の働きが妨げられるとEDが起きてしまいます。
EDは、血管や神経の障害による「器質的ED」と精神的ストレスなどによる「機能的ED(心因性ED)」に大きく分類されます。
不安、緊張過多、ストレス、人間関係などの心理的な問題や、そううつ病。神経症など精神的な問題が原因で起こります。
血管、神経、内分泌環境などに原因するEDです。
喫煙や糖尿病、心不全、高血圧、動脈硬化などがEDの発生に深く関連します。
抗圧剤、消化性潰瘍治療剤、向精神薬などの薬物が原因で起こることもあります。
「国際勃起機能スコア(IIEF5)」と呼ばれる問診表でセルフチェックが出来ます。
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
1. | 勃起を維持する自信の程度はどれぐらいあがりましたか? | 非常に低い | 低い | 中ぐらい | 高い | 非常に高い | |
2. | 性的刺激による勃起の場合、何回挿入可能な勃起の硬さになりましたか? | 性的刺激は 一度も無し |
全くなし またはほとんどない |
たまに (半分よりかなり低い頻度) |
時々 (半分の頻度) |
おおかた毎回 (半部よりかなり上回る頻度) |
毎回 またはほぼ毎回 |
3. | 性交中、挿入後何回勃起を維持することが出来ましたか? | 性交の試み 一度もなし |
全くなし またはほとんどない |
たまに (半分よりかなり低い頻度) |
時々 (半分の頻度) |
おおかた毎回 (半部よりかなり上回る頻度) |
毎回 またはほぼ毎回 |
4. | 性交の際、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれぐらい困難でしたか? | 性交の試み 一度もなし |
ほとんど困難 | かなり困難 | 困難 | やや困難 | 困難ではない |
5. | 性交を試みた時、どれぐらいの頻度で性交に満足できましたか? | 性交の試み 一度もなし |
全くなし またはほとんどない |
たまに (半分よりかなり低い頻度) |
時々 (半分の頻度) |
おおかた毎回 (半部よりかなり上回る頻度) |
毎回 またはほぼ毎回 |
1. | 勃起を維持する自信の程度はどれぐらいあがりましたか? |
0 | |
1 | 非常に低い |
2 | 低い |
3 | 中ぐらい |
4 | 高い |
5 | 非常に高い |
2. | 性的刺激による勃起の場合、何回挿入可能な勃起の硬さになりましたか? |
0 | 性的刺激は一度も無し |
1 | 全くなし、またはほとんどない |
2 | たまに(半分よりかなり低い頻度) |
3 | 時々(半分の頻度) |
4 | おおかた毎回(半部よりかなり上回る頻度) |
5 | 毎回、またはほぼ毎回 |
3. | 性交中、挿入後何回勃起を維持することが出来ましたか? |
0 | 性交の試み一度もなし |
1 | 全くなし、またはほとんどない |
2 | たまに(半分よりかなり低い頻度) |
3 | 時々(半分の頻度) |
4 | おおかた毎回(半部よりかなり上回る頻度) |
5 | 毎回、またはほぼ毎回 |
4. | 性交の際、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれぐらい困難でしたか? |
0 | 性交の試み一度もなし |
1 | ほとんど困難 |
2 | かなり困難 |
3 | 困難 |
4 | やや困難 |
5 | 困難ではない |
5. | 性交を試みた時、どれぐらいの頻度で性交に満足できましたか? |
0 | 性交の試み一度もなし |
1 | 全くなし、またはほとんどない |
2 | たまに(半分よりかなり低い頻度) |
3 | 時々(半分の頻度) |
4 | おおかた毎回(半部よりかなり上回る頻度) |
5 | 毎回、またはほぼ毎回 |
スコアの合計点でEDの重症度を診断します。
重症度分類 | 合計(25点満点) |
EDなし | 22~25 |
軽度 | 17~21 |
軽度~中等度 | 12~16 |
中等度 | 8~11 |
完全ED | 5~7 |
バイアグラのジェネリックです。
元々は狭心症治療薬として開発されていましたが、その臨床実験の際に陰茎勃起を促す働きがあることを発見され、ED治療薬としての研究を進められることになりました。
ED症状の原因は、体内でPDE-5がcGMPを分解し酵素活性化することが要因とされていますが、それを妨げることがシルデナフィルの役割です。
シアリスのジェネリックです。
シルデナフィルも同じPDE-5阻害薬ですが、タダラフィルはこの中でも長い時間はたらく特徴をもちます。
そのため翌日にも作用し、飲食に左右されにくい成分を活かした薬剤として利用されています。
また、タダラフィルが血管の内側にある血管内皮膚細胞が発生する一酸化窒素を増量することにより、循環器疾患や血管老化のリスクを下げることができるということが確認されました。
定期的な服用でテストステロンを高め、酸化ストレスを低下させ、血管内皮細胞の機能が高まることから生活習慣病やがん予防、アンチエイジング効果があると期待されています。
シルデナフィル | タダラフィル | |
作用時間 | 4〜5時間程度 | 20時間〜36時間程度 |
服用後の効果が出るまでの時間 | 30分〜1時間程度 | 1〜3時間程度 |
食事の影響と服用のタイミング | 食事の影響を受ける (食前30分前または食後1時間以降に服用) |
食事の影響無し (食前に服用出来る) |
副作用 | ほてり、頭痛、動悸、鼻づまり、目の充血 | ほてり、頭痛、筋肉痛、鼻づまり |
特徴 | 短時間で効果が現れ、短時間で効き目が無くなる。
食事と一緒に服用すると効果が減ってしまうため、食前30分前か食後1〜2時間後に服用が好ましい。 |
シルデナフィルと比べるとマイルドな効果。
長時間作用が継続し、副作用も少なめ。 空腹で服用すると更に高い効果が期待出来る。 |
使用注意・禁忌 | 硫酸剤内服中、不整脈治療中、透析中、心筋梗塞・脳梗塞の即往、高血圧、低血圧、高齢者 |
【時間】午前 9:30~12:30 午後 14:30~18:00
【休診日】土曜午後(不定期)・木・日・祝日