Pelican surgery guide
鼻孔縁挙上は、鼻孔の縁が下がりすぎている、または不均衡な場合に、その部分を上方に引き上げ、整えるための手術です。
この手術によって、鼻孔の形状が改善され、顔全体のバランスが良くなります。
に、下方向に広がりすぎた鼻孔を改善し、顔の印象をシャープにする効果が期待されます。
鼻のバランスを見る際に重要な「ACR」とは、「アラ・コラム・レイショ(Ala-Columellar Relationship)」の略称で、 日本語では「鼻翼(びよく)- 鼻柱(びちゅう)の関係」と訳されます。
1.ACRの意義
●鼻柱が鼻翼よりも少し下に出ているかどうか
●鼻柱の長さが短すぎず、または長すぎないか
理想的なACRは、左右の小鼻と鼻柱の3点を結んでできる三角形が正面から見て下向き二等辺三角形の状態が美しいとされています。
(鼻柱が鼻翼よりも1~2mm程度下に出ている状態)
このバランスが整うことで、鼻の見た目がより自然で美しい印象を与えます。
2.ACRが崩れる原因
ACRが崩れる原因は様々で、以下のようなケースがあります
鼻柱が短すぎる:鼻柱が鼻翼よりも上に位置してしまい、鼻先が引き上がったように見える。
鼻柱が長すぎる:鼻柱が過度に突出し、顔全体のバランスが崩れて見える。
鼻翼の広がり:鼻の外側(鼻翼)が過度に広がっていると、鼻孔が目立ち、鼻の形が不自然に見えることがあります。
鼻孔の縁の部分に小さな切開を入れ、余分な皮膚や組織を取り除きます。
切開部分を縫合し、縁の形を整えます。
小鼻の幅や張り出しが気になる方では、小鼻縮小と組み合わせて鼻孔縁挙上を同時に行うことも可能です。
入眠時は枕を高くして寝て頂くと腫れの軽減になります。
また日中もなるべく頭を上げている方が腫れがひきやすいです。
飲酒は一週間程お控えください。
治っていく過程で傷口に痒みが生じますが掻かないように気を付けてください。
痛みや熱感が強い場合はギブスを濡らさないように、アイスノンなどで軽く冷やしてください。
痛みがある場合は、処方された痛み止めを内服するようにしてください。
シャワーは浴びられますが入浴は一週間は避けてください。
洗顔可能です(傷口も可)
うつぶせ寝、鼻を押さえることは一ヶ月は避けてください。
抜糸のためご来院していただきます。
創部を含むメイクは8日目からになります。
手術の腫れも無くなり、自然になってきます。
傷口の赤みはまだ残っている時期です。
赤みが減り、傷が目立たなくなります。
【治療時間】 約2時間 ※複合手術の場合はお時間が長くなります
【時間】午前 9:30~12:30 午後 14:30~18:00
【休診日】土曜午後(不定期)・木・日・祝日