Pelican surgery guide
ペリカン手術(アゴ下筋肉縛り)とは、アゴ下のたるみ・首の縦ジワ等を改善する手術です。
アゴ下のたるみの原因として、①広頚筋上の脂肪(皮下脂肪)、②広頚筋の緩みや舌骨のポジションの悪さ、③広頚筋下の脂肪や唾液腺などのボリューム、があります。
①に関しては一般的な顎下の脂肪吸引で改善可能ですが、②・③の場合は一般的な脂肪吸引での改善は乏しいです。
②と③を改善させる方法として効果的なのが「ペリカン手術」です。
骨切り後にたるみが気になり出したという方は小さくなった骨に対して軟部組織が増えたり、シャクレの方が下顎を引っ込めると下顎の距離が短くなって顎二腹筋や広頚筋が弛んだようになる方がいます。
アゴ下の皮膚を2.5~3cmほど切開します
皮膚を広く剥がした上で、広頚筋直上の脂肪を除去します (ペリカン手術の直前に顎下脂肪吸引をして層を剥がしておく場合もあります)
広頚筋を正中で分けて広頚筋下の層の処置を行います
広頚筋下の脂肪を除去して必要に応じて口腔底筋群の一部を減量したり、顎下腺が大きい場合も減量を行います
顎二腹筋をコルセットのように縫合して下垂した舌骨を後上方へ吊り上げます
広頚筋を舌骨に固定します
術後に血がたまらないように血抜きの管(ドレーン)を挿入
皮膚を縫合して手術を終了
排液のためのドレーンが2日間入っています。ドレーンが入っている2日間は洗髪・洗顔不可となります。
アゴ下に糸が付きます。
フェイスバンドでの固定が必要です。
当日は洗髪をお控えください。
腫れ、むくみが、1〜2週間ほど続きます。(個人差があり、まれに1ヶ月ほどかかる方もおられます。)
内出血がある場合は、落ち着くまでに2週間ほどお時間がかかります。
傷口が痛む場合は痛み止めを服用してください。
外用薬は抜糸まで朝晩1日2回塗るようにしましょう。
飲酒は一週間程お控えください。
治っていく過程で傷口に痒みが生じますが、掻かないように気を付けてください。
ドレーン抜去のため、ご来院いただきます。
洗髪・洗顔可能となりますが、傷口近くはお避けください。
抜糸のため、ご来院いただきます。
創部を含むお顔全体のメイクは翌日から可能となります。
軽い運動が可能になります。
腫れや痛みが徐々に落ち着いてきます。
湯船に浸かっての入浴が可能になります。
手術の腫れは無くなります。
むくみも軽減し始める頃で、徐々にアゴ下のすっきりした感じがわかるようになってきます。
【治療時間】 全身麻酔もしくは静脈麻酔 ※全身麻酔推奨 約3時間
【時間】午前 9:30~12:30 午後 14:30~18:00
【休診日】 木・日・祝日