fat injection
エクソソームとは、美容医療分野はもちろん再生医療分野でも注目されている再生医療の一つです。
エクソソーム点滴で使用する幹細胞培養上清液は、幹細胞を培養した際に生じる上澄み液のことを言い、サイトカイン(成長因子)やアミノ酸、ビタミン、ミネラルなど300種類を超える生理活性物質を分泌し、美容・健康・抗老化において大切な成分が多数含まれています。
中でもサイトカイン(成長因子)という成分には、細胞を活性化する際に必要な情報伝達物質が豊富に含有されており、細胞の成長・修復を促進させる役割を持っています。
この幹細胞を試験管内で培養し、遠心分離させ、培養液から細胞や不純物を取り除いた上澄みの部分が「上清液(じょうせいえき)」です。
培養液中にサイトカインが蓄積され、ヒトの細胞が放出した体内にある自然な状態に近いサイトカインが得られます。
当院が使用する幹細胞培養上清液は、使用目的に応じて、臍帯由来、歯髄由来、脂肪由来など最も適切なものを使用致します。
■期待される効果
脂肪由来幹細胞とは、脂肪に含有されている幹細胞のことです。
年齢面で採取に際して制約の多い歯髄由来幹細胞や、採取時に激痛を伴い対象疾患が限られる骨髄由来幹細胞と比べ、採取が容易で細胞数が多いという利点があります。
臍帯(さいたい)とは、「へその緒」のことで、
この部分には、赤ちゃんが成長するための成長因子に富んだ若い細胞が非常に多く含まれるため、臍帯由来幹細胞上清液も他組織由来の培養上清液より、期待される効果や含有するサイトカイン量は格段に違いがあることが特徴です。
歯髄細胞とは、歯の中心部分にある歯の神経のことで、歯の硬い層にガードされているため、遺伝子に傷が付きにくく、非常に活動性に優れ、癌になりにくい良質な幹細胞を多く含有しています。
若年層から採取した歯髄細胞のほうが成長因子を含むため、幹細胞培養上清液として使用する際には乳児の歯(乳歯)を使用することが一般的です。
【時間】午前 9:30~12:30 午後 14:30~18:00
【休診日】土曜午後(不定期)・木・日・祝日