Hyaluronic acid injection
ヒアルロン酸を注入することで、ボリュームの欲しい部分に膨らみやハリを出すことが出来るだけでなく、鼻を高く見せたり、輪郭を整えたりすることも出来ます。
注射での治療なので手軽に注入することが出来ます。痛みや腫れも少なく、手軽に出来る施術です。
ヒアルロン酸とはムコ多糖類というゼリー状の物質で、元々体内に存在する成分なので、アレルギー発症や拒否反応の心配も少ないです。
ヒアルロン酸は薬剤や施術箇所にもよりますが、半年〜1年程度効果を持続し、その後約2〜3年かけて体内に吸収されます。
●ベロテロ
ドイツのMERZ社とANTEIS社が合併したことで、エセリスの製品名が「ベロテロ」になりました。
薬剤自体は、以前から当院で使用していたエセリスと同じ物でFDAの承認も取得しています。 「多重高密度マトリクス」というヒアルロン酸架橋構造をもつベロテロ(旧:エセリス)は、微粒子もない、完全に均一な新タイプの第四世代のヒアルロン酸です。 しっかりとボリュームを出し、ヒアルロン酸を注入した組織となじむよう粘性をもちながらもそこに長く停滞するので、個人差はありますが1~2年ほど持続します。 頬の凹み、こめかみの凹み、鼻、顎、ゴルゴラインなどに注入することができます。
なめらかで自然な仕上がりが可能で、目周り、口周りなど、皮膚表層の細かなシワにも対応。
高粘性により注入したジェルは拡がりすぎず、また持続期間がおよそ12ヶ月と優れます。そして何よりも、密度が高い部分と低い部分を有する多重密度構造だからこそ、周囲の硬さと柔らかさを感じ取りながら真皮組織を損傷することなく、均一に浸透してゆきます。ですから、注入部がミミズ腫れになったりしません。
PHと浸透圧を皮膚の値に近づけ、注入時の痛みと腫れを最大限に軽減。またヒアルロン酸の架橋剤の中でも極めて安全性の高いBDDEを用い、非動物性で含有タンパク質も他製品に比べ著しく低く、アレルギーのリスクはほぼありません。
皮膚表層の小ジワをわずかな注入量で自然に治療できおよそ12ヶ月の持続性を有します。
メルツ社の特許である「多重高密度マトリクス」というヒアルロン酸架橋構造を持ち、微粒子がない滑らかな製剤です。
ひとつの製品の中に二つの密度レベルが存在し、それぞれ効果をもたらします。
■高密度部分(強い架橋)は長期持続性をもたらす
■低密度部分(弱い架橋)によって、ゲルの注入がし易く、また皮膚組織へのなじみがよいため、浅いシワの治療効果が高い 二つの密度レベルの組み合わせによって、製品は真皮の中の異なる領域に入り込み、高い効果を生み出します。
これで単一密度のヒアルロン酸が作成されます。これはほとんどの注入用のヒアルロン酸に使用されている技術であり、ベロテロはこのあとに更に多重高密度化させていきます。 STAGE4〜5は、特許取得済みの「多重高密度マトリクス」の革新的な部分を構成します。
第一次架橋されたヒアルロン酸を膨張させ、ヒアルロン酸を更に加え、第二次架橋を行います。 こうすることで架橋密度の異なる部位を有するヒアルロン酸が生まれます。 複数の密度を有することから「多重密度化」されるのです。多重密度化させる技術はMERZ社が特許を取得しています。 多重密度化させる理由としてはそれぞれの良い部分を活かすためです。 高密度部分はヒアルロン酸が分解されづらく、長期持続性を担い、低密度部分は柔らかく注入しやすさを担います。
目尻や目の下の小じわ、口周りの小じわは、とても皮膚の浅い層(表皮、真皮上層)に存在しています。
従来のヒアルロン酸を浅い層に無理に注入してこれらの小ジワを伸ばそうとしても、従来のヒアルロン酸は真皮組織に馴染むようには拡がらず、押し退けるよ うに拡がり、小ジワだけでなく周囲の正常皮膚がミミズ腫れのように盛り上がってしまいます。その事で小ジワ治療を今まで難しいものにしてきました。
しかし多重高密度マトリックスを有する第4世代ヒア ルロン酸ベロテロは均質な滑らかさと高粘度のベロテロはその多重密度構造のため、周囲の硬さと柔らかさを感じ取りながら真皮組織を損傷することなく、均一に浸透してゆきます。それゆえに、ベロテロなら浅い層に存在する小ジワを、周囲をミミズ腫れのように盛りあげることなく、治療することが出来るのです。
下の写真がはベロテロが他のヒアルロン酸に比べどのように優れているのかを明解に示す理由です。
一番左は正常皮膚(control)、そして次から順にベロテロ、ジュビダーム(Juvederm)、レスチレン(Restylane)を真皮に注入した際の組織学的変化です。
controlに比して白く抜けた部分が注入されたフィラー/ヒアルロン酸です。
ベロテロは、組織間隙を通るように均一に真皮組織に浸透してゆくため、皮膚を傷めません。
その一方、第3世代ヒアルロン酸であるジュビダームやレスチレはが正常皮膚組織の隙間に入り込むのではなく、これを押し退けるよう注入されています。
これが、従来のヒアルロン酸を皮膚の浅い層に無理に注入すると、ミミズ腫れ状態に盛り上がってしまう原因です。また組織を傷め、腫れや内出血をもたらす要因にもなるのです。
ベロテロは周囲の硬さと柔らかさを感じ取りながら真皮組織を損傷することなく、均一に浸透してゆきます。ですから、皮膚に負担無く、少量の注入で、高い効果と 自然な仕上がりが得られるのです。
以前まで当院で取り扱っていたエセリスと内容は全く同じものです。
ベロテロ ボリューム(Volume) | 鼻、顎、上顎、こめかみの凹み治療 |
ベロテロ インテンス(Intense) | 深いシワの修復、唇のボリュームアップ、ほうれい線、痩せた頬の治療 |
ベロテロ バランス(Balance) | 額(ひたい)、首の横シワ、目周りのちりめんジワ、口周り、眉間、頬などの小ジワ、目の上下の凹みの治療 |
ベロテロ ソフト(Soft) |
●クレヴィエル コントア
顎や鼻など形を形成する部分には持続型ヒアルロン酸の「クレヴィエル コントア」というアジアを代表とする医薬品・化粧品メーカーであるアモーレパシフィック社の皮膚科部門、AESTURA社が作っています。
クレヴィエル コントアは「鼻を高くしたい」「顎をシャープにしたい」など、アジア人のニーズに合わせて作られた鼻やあごの造形専用に作られたヒアルロン酸です。
従来のヒアルロン酸を鼻に注入すると横に広がってしまうことが問題点とされてきました。
しかし、クレヴィエル コントアは「世界一硬いヒアルロン酸」と呼ばれていて高濃度、高密度で粘性・弾性に優れ、適度な硬さがあります。
なので横広がりしづらく、注入箇所にしっかりととどまり、きれいな形に仕上げられます。
また、ヒアルロン酸の効果は一般的には半年程度ですが、クレヴィエル コントアは効果の持ちも良く、一年以上効果が持続する方もいます。
注入の深さは④の骨膜上になります。
骨の上に土台を作るようなイメージです。
また、ヒアルロン酸の多くは架橋剤が3〜10%含有されていますが、クレヴィエル コントアは独自の技術により0.6%まで下げることに成功しました。
これにより、術後の腫れやアレルギー、副作用を最小限に抑えることができます。
麻酔成分のリドカインが配合されているため、施術時の痛みも軽減することができます。
当院では、世界中で流行っているように、出来る限りカニューレ(鈍針)を使用する事を心がけております。カニューレの利点は、組織を傷つける事が少ないので、内出血、壊死などの血管や組織の損傷が著しく減少する事です。
カニューレは一般的に別の費用をいただくクリニックが多いのですが、当院は無料サービスとなっております。 まだまだ、針にこだわるクリニックが多いのは、日本画と西洋絵画の違いのように、西洋人は造形を三次元、立体的にとらえる意識が強いため、 下からボリュームアップして改善しようとするモデリング的発想なのに対して、日本人は二次元、平面的な視点から、表面上の改善を心がけるのではないかと考えます。
【時間】午前 9:30~12:30 午後 14:30~18:00
【休診日】土曜午後(不定期)・木・日・祝日